研究室の取り組み
助産師免許を取得して42年間、臨床や看護・助産教育現場で周産期を中心に関わってきました。
性(セクシュアリティ)のことを「知ったらもっとやさしくなれる」、自分に大切なことを「GET &ENJOY」をモットーに教育研究に取り組んでいます。
セクシュアリティは人格のコア(核)になるとても大切なものです。自分に自信を持って、この世界・社会(家庭・学校・職場など)の中に居場所を見出し、他者へのリスペクトを育てる教育を目指します。
研究者プロフィール
佐保 美奈子
助産師免許取得後、16年間大阪母子医療センターで勤務。
その後、看護・助産教育にたずさわる。臨床教育学博士。
現在は大阪府立大学看護学研究科で母性看護学・助産学を担当。
排泄・性機能障がいのある子どもと家族への支援と地域におけるHIV看護・介護の質の向上がライフワーク。現在は男性へのセクシュアリティ教育に関して研究中。
趣味は、フルート・ギター・チェンバロと書道。
思春期・青年期男子へのセクシュアリティ教育に取り組んだきっかけ
小学校高学年で女子には月経教育が行われていますが、男子にはそのような性教育はなされていません。男子と女子が協働してより良く生きるためには、自分と相手の心とからだのことを知ることが大切です。性のトラブルである、デートDV・性感染症・予期せぬ妊娠予防は男性の協力や理解がないと防ぐことができません。
親密なパートナーを求め始める時期に科学的エビデンスに基づく正しい知識や態度を学ぶためのセクシュアリティ教育が必要です。そのための教育方法や内容、教育者の養成に取り組んでいます。
ココロとカラダ
男の子
思春期・青年期男子のからだの理解
小児泌尿器科専門医 島田憲次
男の子では10歳頃から14歳頃を一般に思春期と呼んでおり、子どものからだから大人のからだに移行する時期である。それに続く青年期は15歳頃から25歳頃までと、日本では海外に比べ成熟に時間を要するとの考え(厚労省)から長めに設定されており、社会的にも大人になるための準備期間と捉えられて・・・
思春期・青年期男子の心の理解
元法務教官(少年刑務所・医療少年院)
臨床心理士、スクールカウンセラー
竹下三隆
非行や犯罪に至る人も、他人を平気で傷つけているように思える人も「初めは誰もがかわいい赤ちゃんだった」のです。
思春期・青年期男子の心の理解の原点には「初めは誰もがかわいい赤ちゃんだった」という視点は欠かせないのではないかと思います。かわいかった赤ちゃんが人を平気で傷つける人にもなれるし、人が喜ぶことを喜べる人にもなれます。・・・
性と健康
性と健康とは、単に疾病がない状態であれば良いわけではなく、性の喜びや満足、幸福(well-being)にとって必要な要素である。それらを充実させる為、包括的な性教育を通じ、社会的烙印(スティグマ)や差別、性的虐待、HIV/AIDSや他の性感染症(STI)の予防、性に関する悩み等への理解を深める事は、幸福な人生を歩むにあたり大きな意味を持ちます。
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